東京都府中市議会 会派

市政会


 府中市議会市政会は令和6年10月に高野律雄市長を訪問し、市民の皆様からお預かりしたご意見をもとに、令和7年度予算要望を提出致しました。

 わがまち府中市は現在、日本国内の他地域と同様に、様々な社会課題を抱えています。

一番大きな課題である出生率の低下と高齢化の進行において、生産年齢人口の減少、経済活力の低下、社会保障費の増大、介護需要の増加を招いています。特に社会保障費の増大は市財政を圧迫する要因となり、新たな財源確保や歳出削減が必要です。

 一方、少子化によって少人数教育が進展し、ICT教育の推進や一人ひとりに寄り添うきめ細やかな指導といった、教育現場の変革が課題となっています。そして地域社会においては空き家の増加、高齢者の孤立、多文化共生社会の到来など、新しい地域コミュニティのあり方を模索する必要性も高まり、若者との連携や市民協働の必要性が高まっています。

 都市基盤の課題に目を向けますと、高度成長期に整備された道路や学校施設など公共インフラの老朽化が進んでいるとともに、時代に合わせた新たなインフラの整備も期待されています。中心市街地では商業施設の減少により地域の活性化、賑わいづくりが急務です。また近年の異常気象の頻発化は自然災害リスクを高めており、災害に強いまちづくりが求められています。環境問題においては、ごみの量や温室効果ガスの削減、緑地保全、再生可能エネルギー導入促進など、環境にやさしいまちづくりが期待されています。

 これらの課題は相互に関連しており、複合的なアプローチでの解決が必要となります。私たち府中市議会市政会は市民の皆様と課題を共有し、共に考え、行動し、政策提案して参ります。持続可能な社会の実現に向けて、府中市のよりよい未来を一緒に創造して参りましょう。今後とも変わらぬご支援を宜しくお願い致します。

 

府中市議会市政会